ホームホワイトニングは歯を溶かしたり傷つけたりすることなく、歯をきれいにできる治療です。
虫歯がある場合はシミることがあるので先に治療しておくことが基本です。
虫歯やクラック(割れ)がなければほとんどシミたり不快なことはなく処置ができます。
高橋歯科では日本人向けに開発された、刺激の少ない、また効果の高い薬剤を使っていただいております。
さて、せっかくホワイトニングをするのであれば、
効率よく白くしたい
歯を強くしたい
ということを考えると思います。
今回はそれについてポイントを記載します。
まずはホワイトニングを行ううえでの注意事項です。
1.一日二時間の使用が基本です。
しみたり痛みなどなければ寝ている間の使用も可能なことも多いです。
注;メーカーは起床時二時間の使用を推奨しています。
もしも、しみたりトラブルあれば一日おきの使用に切り替えると落ち着くことがほとんどです。
2.トレーの頬側面(見える表面側)の、歯の中央にシリンジから薬剤注入。
一本あたり、米粒1〜2つ分程度で十分!
使用する薬剤は最新のもので非常に伸びがよく、多量に薬剤を使わなくてすむため経済的です。
3.薬剤は少量飲み込んでしまっても問題ないですが、トレー装着時に飲食しないでください。
4.トレーをはずした後は
お口の中>うがいする。軽く歯ブラシしてもらうと薬液がすぐ流れます。
トレー>水道水の流水で水洗い。歯ブラシは当てなくても大丈夫です。
汚れてきたら食器洗いスポンジと洗剤を使っていただくことも可能です。
5.ホワイトニングの対象は自分の歯だけです。
すでに歯に入れている詰め物や白いかぶせものは全く効果がありません。
どの歯に対して行うか確認が必要です。
6.見える歯(上10本、下10本)に行いシリンジ二本で約10日分。
7日後くらいから自分でも白くなったのが確認できます。
はじめ鏡を見ても違いに気づけないこともありますが、がんばって続けることが大切です。
7.メーカーによると個人差はあるのですが一年くらいは白さが持続します。
1.2年後に多少の色の戻りがあります。
そのときトレーが合えば一週間ほど再度ホワイトニングを行うと(タッチアップ)今度はすぐ白く戻ります。
8.ホワイトニング中と、その後2.3日は色のつきやすいもの、
酸っぱいものはできるだけ避けましょう。
細かい話ですが・・・ホワイトニングで歯は溶けませんが、歯を包む膜のようなもの(ペリクル)は一時的になくなります。
一日かけてペリクルは修復されるのですが、その間に酸性が強い飲食物をとると歯に刺激が起こることがあります。
そのためペリクルがない間は刺激を減らす必要があるのと、ペリクル修復前には着色のつく食べ物は控えたほうが好ましい
(ペリクルの下に着色が取り込まれてしまいホワイトニングの後戻りが起こりやすくなる)です。
次に、歯を強くすることについてです。
ホワイトニングにおいて歯を包む膜(ペリクル)が一時的になくなります。
そのときにこそ、歯を強化、再石灰化する歯磨き粉や薬剤を使うと、直に歯に作用するため効果が高まるようです。
高橋歯科でも扱っておりますが、お勧めなのは
1.歯をより白くする、着色を分解する ルシェロ ホワイト
2.高濃度CPP-ACP(リカルデント)配合で歯を強化、再石灰化する GC MIペースト
の二つがあげられます。
それぞれ、普通の歯磨き粉のような使用方法とは異なります。
まずは通常の歯磨き粉で歯磨きしたそのあとで、歯に塗りこむように使います。
ルシェロ ホワイトについては使用後に少量の水で軽くうがいをする。
MIペーストについては使用後に三十分程度ゆすいだりせず放置し、その後にゆすいで洗い流す。
という注意点があります。
これらの口腔ケアアイテムを併用することで、ホワイトニングを行って歯を白くした上に
さらに歯を強く、白く保つことができるのです。
ぜひホワイトニング中の方、検討している方はチェックしてみてください。